Christian Howes/Confluence(1997年) |
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Christian Howes/Ten Yard(1998年) |
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Christian Howes/Plays Yamaha Silent Electric Violin DD Jacksonバンドでの来日時に会場でCDRとして発売されていたのが本作。おそらく正式なプレス作品としてはリリースされていない本作(現在彼のサイトでダウンロードのみで販売されている)、当時、モニター契約していたYamahaのSilent Violinのプロモートを目的としたものと思われるが、内容は「TenYard」参加メンバーによるライブを収録した好作品。オープニングはアップテンポな「On The Green Dolphine Street」で、早速エレクトリックの粘り気のある音色全快でバピッシュな演奏を炸裂させる。その後数曲はMonkっぽいモダンでひねくれたナンバーでねじくれたソロを聞かせるが、後半はHoneysuckle Rose」「Skylark」などスイングよりのナンバーでリリカルで繊細な演奏を展開。Grappelliよりのスタイルでも非常にすばらしい表現力に満ちた演奏をしている。結果Silent Violinの能力と彼の多彩な能力をともに感じさせる内容。正式な形で発表されていないのが残念だ。 |
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Christian Howes/Jazz on Sale(2003年) |
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Christian Howes/Song For My Daughter(2004年) こちらは2004年当時、本人のサイトからのみ購入できたCDR作品。内容は全編新作でライブ録音、スタジオセッションに、自らのストリングスとギターをオーバーダビングしたもの。当時生まれた娘にインスパイアされて制作された作品ということで、ほとんどの楽曲が彼のオリジナル。「Ten Yard」「Jazz For Sale」などに比べるとポップス、フュージョンに寄った内容で、曲によってはMark O'Conorの80年代作のようなカントリー、ブルーグラス系のテイストのあるニューエイジ風のものや、David Ragsdaleのようなアメリカンジャズロックな内容のものも。全体の印象としては悪くないのだが、散漫でかつ決定打に欠ける感じもするのも確か。そのあたりもあってメジャーからの発表がなかったのかもしれない。個々の楽曲の出来は決して悪くないのだが・・・。2011年4月現在、本人のサイトでもこの作品については購入することはできない。 |
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Christian Howes/Heartfelt(2008年) レコード会社を移籍し5年ぶりにメジャーから発表されたHowesの新作は、50年代から活躍するジャズピアノの重鎮であるRoger Kellawayをピアニスト兼アレンジャーとして招聘しての作品集。ストリングスを配しアコースティックヴァイオリンによりクラシカルに歌い上げるゴージャスなBGMといった趣の曲と、アコースティックコンボによる上質なハードバップなバーとが交互に半分ずつ収録されている。BGM系のものは正直、ちょっと甘ったるい印象があるが、アコースティックコンボでの演奏はすばらしい。ベースに名プレイヤーのBob Magnussonにより刻まれるすばらしいリズムにのって、Howesもアコースティックヴァイオリンで非常に切れと繊細さをあわせもつすばらしい演奏をしている。RogerとのDuo「Opus Half」での軽快なコンビネーションも見事。今までハードバップ系の演奏でのHowesはエレクトリックヴァイオリンを使用していたが、アコースティックでも同様以上の演奏ができることがわかる。個人的には全編コンボでの演奏を収録してほしかった。 |
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D.D Jackson/ANTHEM(2000年) |